「いこま里山クラブ」森林ボランティア講座

ことばのお勉強

森林ボランティアの活動の中では、聞きなれない「ことば」、意味不明の「ことば」がよく出てくると思います。先輩たちが使うこのような「ことば」は長~い歴史のある日本の‘林業’から来ているものもあります。聞きなれない「ことば」が出てきたときは遠慮なく“それってなんのこと?”と聞いてください。

番号 ことば 意味 補足
間伐(かんばつ) 森林内の悪い木を間引いて、残った木や地面の日光・風通しの条件を良くする 人工林でよく行う
雑木林でも考えは同じ
林内整理(りんないせいり) 林・森の中の倒れた木、枯れた木、ネザサ、ススキなどを処理して整理する 散在している落下枝、倒木を数箇所に整理
枝打ち(えだうち) 住宅用材としてのスギ・ヒノキなどは、フシができないよう若い内に主要な枝を切り落とすこと
雑木林(ぞうきばやし) 人工林のような経済林と対比させた言い方 手入れされた雑木林は動植物の生息数・多様性が高い
伐開(ばっかい) ヤブ状態のところを伐り開くこと 沿道伐開:遊歩道などの道の両端の雑草を刈払うこと
人工林(じんこうりん) 人間が用材を採るために単一樹種の苗木を植林して生育まで管理する森林 スギ・ヒノキなどの針葉樹が多い
伐倒(ばっとう) 木を伐り倒すこと 伐倒方向の確認
萌芽(ほうが/ぼうが) 落葉広葉樹の多くは伐り倒しても伐り株から新たに芽を吹くこと 萌芽更新:再生力を利用し森の若返り


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